ミルク育児
ぽこ太は今日で生後三週間。
11年ぶりの育児は経験もあるし、小学生のねえねもいるから、楽勝!かと思いきや、やはり大変。。
そして思い出す。
11年前、母乳でつまずいたことを。
11年前。まだ20代前半の私
出産後、慣れない育児に四苦八苦しながら赤ちゃんを育てていた。
中でも母乳育児に一番苦労していた。
赤ちゃんを産んだら、母乳がピューって乳首から出るって若い頃の私は思ってた。
でも全く出ない。。なんで、出ないの?
わからないまま、とにかく赤ちゃんに吸わせる日々
でも赤ちゃんが吸い付きにくい乳首みたいで、吸い付いたかと思ったらすぐにギャン泣き。
産院ではとにかく吸わせることが大事と言われたから、無我夢中で吸わせたけど、吸ってくれない
そんでもってうまく吸えたと思ったら今度は乳首が痛い
なんでうまくできないの?
思い描いてた母乳のシーンとは明らかにかけ離れていた
四苦八苦しながら母乳をあげて、足りない分はミルクをあげて、ぐずぐずしてる赤ちゃんを寝かしつけてたら、3時間おきの授乳はあっという間にやってきて、また母乳をあげての繰り返し。
全く眠れない。
授乳のたびにギャン泣きする我が子。
それでも出ない母乳と切れて痛い乳首。
悲しくて悲しくて赤ちゃんと一緒に泣いてた。
母乳が出ない=母親失格
そう攻められ続けているような毎日だった
そんな2ヶ月ほどを過ごしギリギリの精神状態。
その時訪れた私への決定打
赤ちゃんと外に出た時のこと。
見知らぬおばちゃんに、母乳で育ててるの?と聞かれ、ほぼミルクですと正直に答えた私
おばちゃんはすかさず、「赤ちゃんがかわいそう。母乳が一番なんだから、母乳をあげなきゃ」と言った。
そして赤ちゃんに向かって「母乳ちょうだいってママに言わなきゃねー」と。
そこで何かがプツンと切れた
家に帰ってワンワン泣いた
私だって母乳をあげたい。母乳が一番だって分かってる。そんなの私が一番分かってる。
でもどうしたらいいかわからない。
誰か助けてよ。
そう思うことすら母親失格だと自分を攻めるしかなかった。
全部辞めて投げ出したかった。
我が子を可愛いと思えなかった。
今でも思い出すと泣けてくる、あのときの精神状態。
そんな時に、私を救ってくれたのは実母の一言だった。
「母乳が一番て言われてるけど、あなたの今までの食生活見てたらミルクのほうが栄養バランス取れてるんじゃない?」
赤ちゃんが生まれて母乳を飲ませるようになってから食生活は気にはしてたけど、育児に追われて食欲も落ちてきていた時だった
だから余計に思ったのかもしれない
そっか、ミルクのほうが赤ちゃんにいい栄養あげれてたのかな。。って
そう思ってから肩の荷がスッとおりた
実母の一言がなければ、もしかしたら私はあのままうつになっていたかもしれない
だから思う
今育児していて同じようにつまずいているお母さんがいたら言ってあげたい
ミルクだっていーじゃない
それでもあなたは母親失格なんかじゃない
赤ちゃんを思う母親の気持ちはミルクだろうが母乳だろうがみな同じ
ミルクで育てたねえねは丈夫に育ってます
そんでもって11年ぶりにできたぽこ太は現在混合で育てています
が、やっぱり乳首は吸い付きにくいみたいでギャン泣きも多々あり
だけど、まぁしゃあない
そんな時はミルク様々に手をお借りします
ありがたやー